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2017/07/05ブログ「ダンスバトル」「ショーケース」「コンテスト」ってどう違うの?

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レッスン以外でダンスを披露して見てもらう場には、「ダンスバトル」と「ショーケース」、そしてより競技色が強い「コンテスト」があります。簡単に言うと、 「即興対決」「観客を魅了するショー」「競技」といった違いがあります。同じようで微妙に違っているこの3つについて、詳しく見てみましょう。

即興でダンスの優劣を競う「ダンスバトル」

ダンスバトルでは、1対1、もしくはチーム同士でダンスの優劣を競います。1970年代のアメリカで、ギャング同士の抗争が起きた際、暴力の代わりにダンスによるバトルをしたのが始まりと言われています。

ダンスバトルの形式は、DJによって選曲された曲に対して、即興で交互に踊る、というものです。その勝敗は有名ダンサーなどによってジャッジされ、より音楽の雰囲気に合っていたほうが勝ちとされます。ただし明確な基準があるわけではなく、センスや好みの問題もあるので、ジャッジも優劣が決められず判定放棄をするケースもあるそうです。

ダンサー側から曲の指定はできず、事前に曲名なども知らされません。そのため、ダンスのレパートリーや日頃の練習量、幅広い音楽の知識が勝敗の決め手です。曲の雰囲気をその場で素早くつかんで、表現豊かに踊る必要があります。

トーナメント形式になっており、3位以下がはっきりと決められることはありません。また参加費がかかることが多いですが、優勝すると賞金がもらえます。

好きなように踊って観客を楽しませる「ショーケース」

一方ショーケースでは、見ている人を楽しませることを目的として、個人やチームでダンスする形式が一般的です。

曲や振り付けは事前に決まっていて、曲に合わせた振り付けを練習して臨みます。ルールなどは特になく、自分たちが好きなように踊れることが特徴です。あまり名の知られていないダンサーだとチケットノルマ(売らなければならないチケット枚数の提示)が発生することもありますが、コンテスト優勝などの実績があり、名前が知られてくると逆に出演料がもらえることも。

東京ディズニーリゾートで行われるパレードのダンスが、まさにこのショーケースの代表格と言えるでしょう。大勢のダンサーが華やかな衣装を着て踊り、見る人を魅了します。

他には、

  • ・地元のダンス教室が参加して踊る地域のお祭り
  • ・ダンスバトルやコンテストのジャッジが、イベント的にソロでショーを披露する「ジャッジムーブ」

などもショーケースに該当します。

事前に決まっている曲と振り付けで優劣を競う「コンテスト」

「コンテスト」は、ダンス以外のジャンルでも使われるので、3つの中で一番イメージが湧きやすいと思います。

ショーケースと同様に、個人・チームであらかじめ準備した曲と振り付けでダンスを披露します。違うところは、ジャッジによって順位が決められる、競技の面が強い点です。大きなコンテストだと参加者が多いため、事前にビデオによる一次審査を行う場合もあります。1枠に与えられた時間は短いためソロなどはあまり入らず、比較的コンパクトな内容となります。 

また、ダンスバトルとは違って参加者同士が対峙することはなく順番にダンスをしていくので、総合的な判断でジャッジが下されます。コンテストの採点では、スキル、振り付け、衣装といった全体的なバランスが重要視されるため、ダンスや曲の雰囲気に合った衣装も大事な採点ポイントの一つなのです。

1〜3位が表彰される他にも、「○○賞」といった審査員特別賞のようなものが出ることも。 コンテストの場合も参加費はかかりますが、表彰されると賞金がもらえます。

3つを使いわけてさらにダンスのレベルアップ!

「ダンスバトル」「ショーケース」「コンテスト」の違いについて、解説しました。せっかくこうした3つの形式があるのですから、目的によって使いわけるのもいいでしょう。

例えば、ダンスを始めたばかりであればショーケースでよりダンスに親しみ、慣れてきたらコンテストで腕試し、という風にダンスの習熟度に合わせて出場の場を変えてみるのも面白いかもしれませんね。

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