2025/06/04 (更新日:2025/06/05) ブログ ガールズヒップホップとkpopの違いとは?各特徴を解説
、子どもの習い事として人気を集めているダンスには、多彩なジャンルがあります。なかでもガールズヒップホップとkpopは、若い世代を中心に認知度が上昇し、テレビやSNSなどを通じて身近に感じられる存在になりました。
しかし、「どちらも女性らしさやポップさを兼ね備えているイメージはあるけれど、実際どう違うの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
本記事では、ガールズヒップホップとkpopの歴史、動きや表現の特徴、それぞれの共通点や違いについて詳しく解説します。お子さまのダンスレッスンを探している保護者の方や、これからダンスを始めたい方にとって、各スタイルをしっかり理解してスタジオやクラスを選ぶ際のヒントにしていただければ幸いです。
ガールズヒップホップとkpopの歴史
まずはガールズヒップホップとkpop、それぞれの歴史を紹介します。
ガールズヒップホップの歴史
ガールズヒップホップは、ヒップホップダンスに女性らしいムーブやセクシーさ、柔らかさを取り入れて進化したダンススタイルです。
1970年代後半からアメリカのストリートで誕生したヒップホップダンスをベースに、女性が踊りやすいようにアレンジが加えられ、ショーやMVなどで脚光を浴びるようになりました。
一部では「ガールズスタイルヒップホップ」と呼ばれることもあり、特徴としてはアイソレーション(体のパーツを個別に動かす)やウェーブといったストリートダンスの要素に加え、しなやかなアームの動き、腰やヒールを使ったセクシーな表現などが含まれます。
メディアを通じて海外アーティストのバックダンサーがこのスタイルを披露し、世界中へ広がったとされています。
kpopの歴史
kpop(K-POP)は韓国発のポップ・ミュージックおよびその関連ダンスの総称で、1990年代に入り急速に国際的な知名度を獲得し始めました。
SEO TAIJI & BOYSやBoA、東方神起といった先駆者の活躍を経て、現在ではBTSやBLACKPINKなどが世界的に大きな影響力を持っています。
ダンスに関しては、ジャズ、ヒップホップ、ガールズスタイルなど多様なジャンルを組み合わせ、曲に合わせた独自の振付を高い完成度で仕上げることがkpopの魅力です。
特にグループダンスではフォーメーションやシンクロに重点を置き、パワフルかつ洗練されたパフォーマンスが特徴となっています。
ガールズヒップホップとkpopの特徴
次はそれぞれの特徴を紹介していきます。
ガールズヒップホップの特徴
ガールズヒップホップの最大の特徴は、女性らしさを際立たせる動きにフォーカスしている点です。
- ・フォーメーションとシンクロ:メンバー同士の位置関係を頻繁に変えながら、揃った動きを高い完成度で表現
- ・ジャンルミックス:ヒップホップ、ジャズ、ワッキングなど多様なスタイルを取り入れており、曲によって振付のテイストが変化
- ・曲・コンセプトに合わせた世界観:衣装や表情、パフォーマンスが曲の雰囲気に合わせて統一されるため、アーティストの個性が強く出る
kpopの特徴
kpopダンスは、ポップスに合わせてショーアップされた振付を行うのが基本です。
- ・フォーメーションとシンクロ:メンバー同士の位置関係を頻繁に変えながら、揃った動きを高い完成度で表現
- ・ジャンルミックス:ヒップホップ、ジャズ、ワッキングなど多様なスタイルを取り入れており、曲によって振付のテイストが変化
- ・曲・コンセプトに合わせた世界観:衣装や表情、パフォーマンスが曲の雰囲気に合わせて統一されるため、アーティストの個性が強く出る
ガールズヒップホップとkpopの違い
ガールズヒップホップとkpopは、どちらも女性らしい表現やポップな音楽に乗ったダンススタイルとして人気ですが、そのアプローチには違いがあります。
ガールズヒップホップが表現するポイント
ガールズヒップホップが表現しているポイントは以下のとおりです。
- ・ストリート要素の強さ:ガールズヒップホップはあくまでヒップホップがベースであり、ストリートダンス特有のグルーヴやボディコントロールが根幹にあります
- ・個人の表現:ソロや小規模グループのショーケースでは、ダンサー一人一人の個性やセクシーさを際立たせる振付が多い
- ・自由度の高さ:ヒップホップのリズム取りを核に、各ダンサーの好みで動きをアレンジしやすいため、即興的な要素も取り入れやすい
kpopが表現するポイント
kpopが表現するポイントは以下のとおりです。
- ・グループ全体の調和:K-POPはアイドルグループの曲に合わせた振付が中心で、複数人によるシンクロやフォーメーションが魅力
- ・楽曲ごとのコンセプト:曲が変わるたびに衣装やダンスのテイストも変化し、ビジュアル面を含めたトータルプロデュースを重視
- ・コピーダンス文化:ファンの間で好きなアイドルの振付をコピーする文化が盛んで、振付が覚えやすいように構成されることが多い
ガールズヒップホップとkpopの共通点
それぞれが持つ共通点を解説します。
リズムとビートを重視している
ガールズヒップホップもkpopも音楽のビートに合わせ、リズム感を持って踊ることが重要です。
ヒップホップ由来のリズム取りやアイソレーションは、ガールズヒップホップはもちろん、kpop振付の中でも積極的に使われています。
耳でビートを捉え、身体でリズムを表現する姿勢が両スタイルに共通します。
ストリートダンスの影響を受けている
ガールズヒップホップはヒップホップの派生で、kpopの振付にはヒップホップ、ブレイキン、ワッキングなど様々なストリートダンスの動きが混ざっています。
両者ともストリート文化にルーツを持っており、自由な表現を受け継いでいる点が共通点といえます。
メッセージ性を込めている
ダンスを通じて自己表現することは、ガールズヒップホップ・kpopどちらにも見られる要素です。
曲の歌詞や世界観に合わせて振付で感情を伝える、メンバーそれぞれのキャラクターをダンスに反映するなど、観客にメッセージを届けようとする姿勢が共通しています。
ガールズヒップホップとkpopは表現や振り付けに違いがある
ガールズヒップホップとkpopは、いずれも女性らしさや華やかさを前面に押し出すダンススタイルですが、ヒップホップのストリート感を軸にしたガールズヒップホップと、アイドルグループの音楽やフォーメーションを重視するkpopでは表現の仕方や振付の作り方に違いがあります。
それでも、リズム感やアイソレーションなどストリートダンスの影響を受け、メッセージ性を高めようとする共通点も見逃せません。 お子さまがダンスに興味を持ち始めた場合、ガールズヒップホップとkpopのどちらを学ぶかは曲の好みやダンススタイルへの憧れ次第で選んでみるとよいでしょう。
お気に入りの音楽に乗せて体を動かし、楽しみながら表現力を育めるダンスは、成長にも大きくプラスになるはずです。
メタディスクリプション
ガールズヒップホップとkpopはどちらも華やかで人気がありますが、実際の歴史や特徴は異なります。本記事では両ジャンルの起源と動きの特色、共通点や相違点を丁寧に解説します。お子さまのダンスレッスンを検討中の方も、各スタイルの魅力を理解し、レッスン選びの参考にしてみてください。
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