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2019/05/08ブログ【ジャンル別】ヒップホップダンス6種類の特徴をプロダンサーが徹底解説

ストリートダンスのカテゴリーにおいてプレイ人口が多く、アーティストのミュージックビデオ(MV)でも取り入られる機会の多いヒップホップダンス。しかしヒップホップダンスといってもリズムの感じ方や振り付けの特性はジャンルによってそれぞれ異なり、現代のように細分化したシーンを一括りで表現することは困難です。今回は、ヒップホップダンス6種類の特徴をそれぞれ紹介します。

ヒップホップダンスのスタイルは時代の変遷とともに進化し続けている

ヒップホップ自体は1970年代のアフリカ系アメリカ人の間で生まれたカルチャーであり、このヒップホップミュージックに多様なステップが取り入れられたスタイルがヒップホップダンスです。オーソドックスなスタイルは楽曲のリズムに合わせてアップ・ダウンで身体を大きく動かしてビートを表すステップですが、そのスタイルは時代の変遷とともに進化し続けています。

ヒップホップダンスのジャンルは時代によって大別すると「オールドスクール」と「ニュースクール」の2種類があります。1970年代のヒップホップダンス黎明期に生まれたブレイク(BREAKIN)やロック(LOCK)といったスタイルはオールドスクールです。現在主流となっているスタイルは1980年代後期ごろから台頭したニュースクールであり、時代ごとに流行した音楽ジャンルやカルチャーによる影響を受け、新たなステップやスタイルが派生・確立されています。

ヒップホップダンス6種類それぞれの特徴

【ジャンル別】ヒップホップダンス6種類の特徴をイラストで解説

ヒップホップダンスはジャンルによってリズムの感じ方や表現様式などが異なります。主なヒップホップダンス6種類それぞれの特徴は次のとおりです。

1. スタイリッシュで現代的「JAZZ HIPHOP(ジャズヒップホップ)」

ジャズダンスにヒップホップの要素を取り入れたスタイルが「ジャズヒップホップ」であり、著名アーティストのバックダンサーにおける振り付けとしても頻繁に使われる人気のジャンルです。基本的に使用する楽曲はヒップホップ要素が強いアップビートな楽曲であり、振り付けはリズムのキレに重点を置いたスタイリッシュで現代的なスタイルといえます。

またジャズヒップホップはダンサーやスクールによって振り付けがジャズダンス寄りかヒップホップ寄りか異なり、形にとらわれず自由に表現できるヒップホップダンスです。著名アーティストのMVに限らず、TVCMにおけるダンスシーンの振り付けで使われるケースも少なくありません。

2. 幅広い層に人気「R&B HIPHOP(アールアンドビーヒップホップ)」

R&B(リズム・アンド・ブルース)に合わせて踊るスタイルが「アールアンドビーヒップホップ」であり、使用される楽曲はミドルテンポ以下のメロウな雰囲気の楽曲であるケースがほとんどです。楽曲のテンポやリリックなどによってステップを考案でき、男女がペアとなってストーリー性のある振り付けを行う形式も人気で楽曲の世界観に浸りながら踊れます。

アールアンドビーヒップホップは使用する楽曲がローテンポである分、振り付けはダイナミクスかつ指先や足元など細部までこだわったスタイルが特徴です。振り付けの多くはヒップホップを基本としたムーブであり、男女を問わず幅広い年齢層のダンサーが興じています。

3. 女性らしい振り付け「GIRLS HIPHOP(ガールズヒップホップ)」

多くの女性ダンサーから支持されているヒップホップダンスのスタイルが「ガールズヒップホップ」であり、より女性らしさを追求した振り付けやムーブが特徴です。ガールズ(少女たち)とされていますが、昨今では男性ダンサーによってパフォーマンスされるケースも少なくありません。

ガールズヒップホップは可愛らしさやセクシーさを表現するムーブが多く、他のジャンルと比べてボディーラインを強調した振り付けが取り入られがちなスタイルです。女性アイドルグループや海外アーティストなどの影響により、国内でも人気が高くメジャーになりつつあります。

4. 重厚なグルーブ「UNDERGROUND HIPHOP(アンダーグラウンドヒップホップ)」

アンダーグラウンドヒップホップは重厚なグルーブを感じさせる独特のノリ方やステップがポイントであり、使用する楽曲のビートに合わせて身体を大きく派手に動かします。リズムの取り方はタイトよりも少し後ろのノリで感じることで、より重厚かつアングラな雰囲気を表現することが可能です。

アンダーグラウンドヒップホップはアップ・ダウンによるムーブが基本であり、ビートにあわせて上体をくねらせるムーブやブレイクなどが取り入られる場合があります。ステップは主にビートの深みを強調したスタイルであり、ミックスやクルーによってはソロパートも楽しめるスタイルです。

5. MVで多く使われる「LA STYLE HIPHOP(エルエースタイルヒップホップ)」

「エルエースタイルヒップホップ」はLA(ロサンゼルス)で発祥したヒップホップダンスであり、リリックと連動した独創的な振り付けからアーティストのMVで頻繁に使われる有名なスタイルです。楽曲は2000年以降の新しいヒップホップやR&Bを使用するケースが多く、国内の著名ダンスグループでも取り入られています。

昨今ではMVの振り付けに限らずSNSにおけるダンス動画の投稿などでも使われており、日頃目にする機会が多い身近なスタイルといえるでしょう。ダンサーの楽曲解釈や感性によって独自の振り付けを加えられるため、オリジナリティを追求したい場合にもおすすめです。

6. シンプルで躍動感のある「NEW JACK SWING(ニュージャックスウィング)」

「ニュージャックスウィング」はニュースクールが台頭する以前、オールドスクールが徐々に様式の変遷を遂げた1980年代後期以降に生まれたスタイルです。楽曲は基本的に1拍6連または3連のスウィングビートであり、ミドルテンポ以上の早めな楽曲を使用してステップを多用します。

ニュージャックスウィングの振り付けは一つ一つがシンプルでありながら躍動感に溢れたキレのある動きであり、国内のパファフォーマーでは「EXILE」のダンススタイルが近しいでしょう。ステップやリズムなど基礎的なダンススキルをマスターしていないと踊れない点に加えてムーブがハードであるため、ヒップホップダンスにおける登竜門的な位置付けでもあります。

ヒップホップダンスを確実に上達したい場合はダンススクールがおすすめ

ヒップホップダンスは独学でもスキルを身につけることが可能ですが、確実に上達したい場合はダンススクールによるレッスンの受講がおすすめです。ダンススクールではダンススキルを磨ける点はもちろん、他の生徒とのチームワークや相手への礼儀なども身につけられるため、昨今は子どもの習い事としても注目されています。

ヒップホップダンスを上達したい場合におすすめのダンススクールが「DoWELL Gifu」であり、本スクールは「avex」のダンサーが指導を監修する独自のプログラムが設けられています。実績が豊富なプロのダンサーがインストラクターを務めるため、ダンススキルの上達はもちろん、プロ独自の視点からアドバイスを受けることも可能です。

さらにダンスのメソッドはヒップホップを基本としているため、ヒップホップダンスのスキルを磨きたい場合は絶好の環境といえます。また生徒の能力ごとにクラス分けがなされるので生徒がそれぞれ最適なレベルのレッスンを受講でき、ヒップホップダンス未経験者でも安心して通えるスクールです。

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