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ブログ ダンスを習うと健康になります!!

エンドルフィンとは、いわゆるハイになれる脳内ホルモンのこと。

心肺機能を高める運動をすると脳内にエンドルフィンが放出されて、痛みなどのストレスを和らげると同時に高揚感や多幸感が得られると言われています。

エンドルフィンをより多く分泌することでおこる代表的な現象は「ランナーズハイ」ですが、実はランニングよりもダンスの方がエンドルフィンの効果を得るのに適しているのをご存知でしょうか。

ここではダンスがエンドルフィンの分泌を高め健康になるためのメカニズムをご紹介します。

エンドルフィンの効能は免疫アップから脳の機能向上まで広範囲!

エンドルフィンは神経伝達物質の一種です。分泌を増やすことによって神経系統が活性化し、高揚感や幸福感、抗酸化作用による免疫力アップのほか、脳機能の向上といった効果があります。

エンドルフィンは人間の脳には分泌されますが、人に一番近いと言われているチンパンジーの脳からは分泌されません。遺伝子的にはチンパンジーとさほど違いのない人間の思考力や記憶力、想像力などがチンパンジーを上まわる理由は、このエンドルフィンの分泌が関係しているといわれています。

また、運動能力が高いオリンピック選手などは、一般の人と比べるとエンドルフィンの分泌量が非常に多いこともわかっています。

エンドルフィンの分泌のメカニズム

エンドルフィンの分泌を効率的に高めるには、ある程度負荷をかけた運動で「ランナーズハイ」になる状況を作ることです。しかし、エンドルフィンは麻薬のように依存性を高める反面、状況に慣れてしまうと分泌を自ら抑える性質があります。

エンドルフィンが分泌されるメカニズムとは、どういったものなのでしょうか。

エンドルフィンはストレスから身を護る防御反応

ランニングなどの運動は健康のためには欠かせないものですが、実は脳にとってはストレス以外の何者でもありません。運動によって心拍数を上げることは、脳にとっては危機的状況を意味し、「敵と戦っている」、「危機から逃げている」と認識し、その防御反応としてエンドルフィンを放出させるのです。

鎮痛作用によって体の痛みや疲れを緩和させ、同時に多幸感や陶酔状態を引き起こすことで心身の苦しみに耐えられるように、負荷が重いほどエンドルフィンの分泌量も多くなる、というわけです。

エンドルフィンは慣れた状況を学習すると分泌を抑える

つエンドルフィンはストレスから身を守る防御反応なのですが、人は一度エンドルフィン効果を知ると、麻薬のように何度も経験したくなります。いわゆる脳内麻薬と言われる所以で、エンドルフィンがもたらす快感に依存してしまうのです。

しかし、何度も経験すると脳の神経経路も学習し、同じ刺激を与えても危機的状況と認識せずエンドルフィンの分泌を抑えてしまいます。

例えばランナーズハイを経験したことでランニングに夢中になっても、ある一定期間を過ぎると同じ距離を走っても以前のような快感を得られなくなるのです。

ダンスがエンドルフィンを高めるのに効果的な理由

ランニングやエクササイズなどは、単に距離や負荷を増やせば、また新たなランナーズハイを経験できると思うかもしれませんが、運動のやり過ぎは、そもそも健康のためには良くありません。

では、ダンスはどうなのでしょうか?

ダンスはスポーツであり芸術、体にかける負荷の種類は無限大!

ランニングと同じく、ダンスでエンドルフィンの分泌を高めるには、体に負荷をかける方が効果的です。ただランニングと違うのは、ダンスはスポーツであると同時に、芸術でもあるという点です。

つまり、ランニングは、走る距離によって負荷をかけますが、ダンスの場合は、負荷の種類がバラエティーに富んでいるのです。

ダンスは多種多様で、難度がそれぞれ違い、完成度によって芸術性を高めるスポーツです。

そのため、個人の能力や才能、目指す完成度によって、負荷のかけ方も工夫次第で幾通りも考えられるのです。

エンドルフィンは成長を実感すると分泌!

ダンスがエンドルフィンの分泌を高めるもう一つの理由は、エンドルフィンは成長を実感したときも分泌されることに関係があります。できなかったことができるようになったとき、完成度が上がったときなど、良い気分になるのはエンドルフィンのおかげなのです。ダンスはランニングに比べると、些細なことでも成長を実感させる要素にあふれています。

昨日できなかったステップが今日できるようになったという目に見えることから、体のキレやバランスがよくなってきた、など自己満足に近いものまで様々です。

何か一つを克服すると、より難しいことにトライしようとするチャレンジ精神は、エンドルフィンがもつ快感や恍惚感を得て脳の機能が高められた相乗効果のためなのです。

幸福感を感じなくなればエンドルフィンの分泌は減る理由

この良いスパイラルに乗れば、加速度的に脳の機能とダンスも成長していくのですが、そこで「私は誰よりも優れている」と天狗になっていくと、不思議とエンドルフィンが分泌されなくなってきます。

成長する喜びよりも、無意識のうちに他人に対する優越感が上まってくるので、成長による幸福感を感じなくなるためです。社会的成功者の中には謙虚さを忘れないことを肝に銘じるといいますが、これは無意識のうちに、エンドルフィンによる良いスパイラルから脱しないための防御策かもしれませんね。

エンドルフィンの効果は潜在能力の開発にも通じる!

エンドルフィンは神経伝達物質の一種です。脳の一部の能力を改善すれば、脳全体の能力を伸ばすことができると言われるのは、脳の神経回路は単純な神経でも相互にネットワークをもち、神経伝達物質によって何千もの脳細胞に関連しているからです。

エンドルフィンによって、張り巡らされている神経回路を活性させれば、思いもかけない能力が向上される可能性を秘めていて、これが潜在能力の開発に通じていくしくみでもあるのです。

ダンスでエンドルフィンを高めて子どもの才能を無限大に!

以上、ダンスをすることでエンドルフィンを高めるメカニズムについて解説してきました。

音楽に合わせて気持ちよくスイングするだけでもエンドルフィンは分泌されますが、できれば多幸感を味わいながら、脳の機能までアップできれば効率的ですよね。

ダンスで健康になるだけでなく潜在能力が引き出せるのであれば、神経回路がまだ未発達な子どもの才能は無限大になります。エンドルフィンの効果の特徴を知った上で、ぜひともダンスにチャレンジしてみてくださいね!

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