2018/05/29 ブログ ダンスで体幹を鍛えることで日常に起きる3つの変化
体幹とは広義では「胴体」、狭義では「胴体の深層部の筋肉」を指します。体幹は体の軸であり、人間が身体を動かす際には体幹の筋肉が重要な働きをします。
そんな体幹を鍛えるのに、ダンスは適した運動です。そして、かっこよく踊るためには体幹の強さが必要不可欠。体幹を鍛えることはあらゆるスポーツにおいて、正しいフォーム作りやケガの予防といったメリットを持ちますが、スポーツと切り離して考えても、さまざまな良い変化をもたらすのです。
日常に起きる3つの変化
1.姿勢が良くなる
体幹を鍛えることで得られるメリットは、まず姿勢の改善です。姿勢は本人の心がけ次第で良くなるものではありません。良い姿勢を作り維持するには、そのための筋肉が整っている必要があります。
姿勢が悪くなるのは、一部の筋肉だけが弱体化・硬化することで、筋肉のバランスが崩れているのが原因です。
体幹を鍛えることで不均衡になった筋肉に正しいバランスが取り戻され、正しい姿勢を長時間、自然に維持できるようになります。
また、正しい姿勢をキープすることは単に見た目が良いというだけでなく、筋肉の負荷を分散し、肩こりや腰痛の予防・解消にも繋がります。
姿勢を良くすることで胸郭が十分に開いて深い呼吸ができるようにもなり、酸素の流入が増えることで免疫力の上昇や睡眠の質が向上します。
2.疲れにくくなる
立つ・座る・歩くなど、人間の基本的な動作は常に上半身と下半身が連動して行っています。人間は歩く時、足先だけを動かしているのではなく、たとえば足を出すのには腰部の筋肉が、腕を振るのには背部の筋肉が使われます。
腰部や背部の筋肉とはつまり体幹の筋肉です。上半身と下半身の中間部にある体幹の筋肉が機能することで、人間のあらゆる動作は成立するのです。
体幹を鍛えることによって、全身が効率的に使えるようになります。効率的な身体の使い方とは、一部の筋肉や関節に過剰な負担をかけない使い方のことですから、過度の負担が軽減することで余計な疲れは生じにくくなるでしょう。
また体幹を構成する腹横筋や多裂筋は、赤筋といわれる筋繊維の割合が高い筋肉で、赤筋とは筋持久力に関係のある筋肉のタイプです。つまり、体幹を鍛えることは筋肉自体の持久力を高めるのです。
3.体が引き締まる
胴体の深層の筋肉を鍛えることで引き締まった体を作れます。たとえばお腹がぽっこり出るのは腰回りの筋肉が衰え、内臓を支えきれなくなっていることが原因の一つです。
体幹の筋肉である腹横筋はまさに内臓の周りを囲む筋肉であり、これを鍛えることで内臓は安定し、下腹はすっきりするでしょう。
また前述の通り、体幹を鍛えることは他の筋肉の動きにも影響します。バランス良く全ての筋肉が使われ、結果的に全身を引き締めます。
ダンスは日常生活にもメリットがある!
以上、体幹を鍛えることで日常生活に起こる変化を3つ紹介しました。
ダンスは体幹を鍛えるのにうってつけの運動。健康のためにも、その他数々のメリットがあります。ぜひ、日常の中にダンスを取り入れてみてください。
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