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2017/08/04ブログ中学校でダンスが必修化された理由を詳しく解説!

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小中学校の学習指導要領が改定されるにあたって、保健体育では柔道と共に「現代的なリズムのダンス」が必修となりました。

この「現代的なリズムのダンス」がまさに今、子どもたちの習い事として大人気のヒップホップダンスなのです。

ダンス必修化の目的はコミュニケーション能力の向上

文部科学省がダンスを必修としたのには、はっきりとした理由があります。運動神経やリズム感だけでなく、「仲間とのコミュニケーション能力」を向上させるためです。

ダンスと言っても種類は様々ですが、必修化されているダンスはヒップホップダンス、フォークダンス、創作ダンスの三種類です。この三種類のうちの一つは、授業で必ず履修する必要があります。

チームワーク重視の「ヒップホップダンス」

ヒップホップダンスは大人数で踊ることがほとんどで、チームワークが重視されます。そして全員が同じ動きをする必要はなく、「上手な子はセンターに、苦手な子はサイドに」といったように、それぞれに最適な役割を分担してパフォーマンスを作り上げます。

そのためヒップホップダンスは、他人への心配りや連帯感を養うにはぴったりなダンスなのです。

また、最近はアイドルやダンスユニットなどの人気も関係しているのか、子どもの時からヒップホップダンスを学ぶケースも増えました。生徒のヒップホップダンスに対する順応性が高くなっていることも、数々のダンスの中から選ばれた理由の1つと言えるでしょう。

文化を理解する「フォークダンス」と自己表現の「創作ダンス」

フォークダンス

引用元:インスタグラム

キャンプファイヤーなどでお馴染みのフォークダンスは、楽しい音楽にノリながらみんなで手を繋ぎ、ステップを合わせるダンスです。

「言葉はなくともコミュニケーションはとれる」ということを立証してくれるダンスなので、ともに踊ればお互い楽しい気持ちになり、自然と心が通じ合うでしょう。

最近は小学校の運動会でも、ソーラン節やよさこい踊りのように日本古来の舞踏が披露されることも多いですね。自国や外国の文化を理解し、コミュニケーションを図ることの大切さを学べるのがフォークダンスです。

創作ダンスは、テーマに沿った振付を生徒たち自身が考えます。動きの大小や、力強さ・穏やかさを出す動き、といった対比を意識するだけでなく、起承転結や緩急を踏まえた構成を考える必要があります。更に、その動きに合わせた音楽も選ばなくてはなりません。

創作ダンスは身体だけではなく、頭も使うダンスだと言えます。自己表現力を向上させるのにぴったりなダンスですね。

みんなで一緒に作っていくダンスの授業

子どもの成長にはさまざまなメリットが期待できるダンスですが、授業でダンスを教える立場にある先生は、大変な思いをすることになるかもしれません。元々踊ることが得意な先生ならいいのですが、全くの未経験である先生でも、お手本として生徒の前で踊る必要があります。プロのダンサーの方に外部講師として授業に携わっていただくことが理想ですが、私立などを除けばそうはいかないことのほうが多いでしょう。

しかし、例えダンスが苦手な先生であったとしても、生徒と一緒になってダンスを学ぶことができます。そもそも仲間とのコミュニケーション能力を向上させることがダンスを学ぶ主な目的ですので、ダンスの得意不得意はさほど重要なことではありません。生徒と先生が一緒になって授業を作っていくことも大事なのではないのでしょうか。

「物事を覚えるのは小さいうちに」という考えは、習い事の基本とも言えます。幼い頃から習っていた物事に関しては、社会人になった後も役立つことが多いですからね。

「心が豊かな人になってほしい、仲間とのコミュニケーションを上手にとれる人になってほしい」と考えていらっしゃる方はぜひ、お子さまにダンスの習い事をすすめてみてはいかがでしょうか。

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