2017/09/05 ブログ 気になるバックダンサーや振付師の仕事内容、給料をご紹介!
引用元:東京ダンス&アクターズ専門学校
コンサートやテレビ、ミュージックビデオなどで活躍するバックダンサー。そしてそんなダンサーやアーティストの魅力を引き出す振付師。ダンスを習う子どもたちが爆発的に増えている今、バックダンサーや振付師は憧れの職業のひとつとなっています。
そこで、ここでは彼らの仕事内容や給料についてまとめてみました。
技術・体力…様々な能力が必要とされるバックダンサーの仕事
「バックダンサー」の仕事はコンサートやイベントなどの舞台で、歌手をはじめとするメインの出演者と一緒に、もしくはその背後でパフォーマンスをすることです。ときにはテレビやCM、映画などの仕事をすることもあります。
ダンスのジャンルは様々ですが、どんな振付もこなす柔軟性と高い技術、そして主役を引き立てる能力が必要です。
大型のイベントや有名アーティストの場合は1年以上ツアーに同行することもあるため、体力やコミュニケーション能力も必要とされます。
バックダンサーには専属とフリーの2パターンがある
バックダンサーになるための特別な資格や学歴はありませんが、前述のとおりパフォーマンスをはじめとする高いスキルが求められます。
たいていはダンススクールや専門学校などで技術を身につけたのち、
- ・芸能プロダクションや劇団に所属して「専属ダンサー」として活動する
- ・「フリー」として活動する
かの2パターンになりますが、多いのはダンススタジオにインストラクターとして所属しながらフリーで活動するパターンです。
フリーのダンサーが仕事を得る手段としては、稀にスカウトなどもあるようですが、基本的には人脈を生かして知人から紹介してもらう、その都度オーディションを受けて合格する必要があります。
バックダンサーの給料は「月給20万〜30万円台」が目安
バックダンサーの給料は1つの仕事ごとに「ギャラ」という形で発生する、日給制の場合が多いです。相場は1日6,000円〜10,000円程度です。ただし有名アーティストの仕事では、リハーサル代が1日10,000円〜、1コンサート30,000円〜と、額が大きくなる傾向にあります。世界最高峰はマドンナのバックダンサーの給料で、年収数千万円〜1億円程度になるのではないかとも言われています。
ダンススタジオなどに所属している場合は、これに加えてインストラクターとしての給料も発生しますので、月収として換算すると20万円台〜30万円台と考えられるでしょう。
裏方だからこそ実力が必要な振付師の仕事
「振付師」はその名のとおり、踊りの振付を考え、ダンサーや歌手などに振付を教える仕事です。タレントとしてもおなじみのラッキー池田さんやパパイヤ鈴木さん、リオ五輪の閉会式や「恋ダンス」の振付で話題となったMIKIKOさんも振付師として有名です。
様々な場所、状況、目的、音楽などに応じて、ダンサーやアーティストの魅力を最大限に引き出す振付を考え、実際にそれが表現できるように指導します。請け負う仕事のジャンルや状況も様々ですので、それぞれに応じた振付を考えるための経験値や知識が求められます。また振付を人に教えるわけですから、もちろんコミュニケーション能力も重要です。
裏方ではありますが、踊る人の個性や人間性、そして知識やアイデアが求められる、責任ある仕事です。
振付師になるにはダンサーとしての経験が必要
バックダンサー同様、振付師になるための特別必要な資格や学歴はありません。一般的には現役ダンサーや引退したダンサーが振付を行うことが多いため、まずはダンサーとしての技術を磨く必要があります。
振付師になる方には、ダンサーとしての経験を積んだのち、
- ・振付師を専門に扱うプロダクションのオーディションに合格してプロダクションに所属する
- ・フリーで活動する
といった方が多いです。
振付師の給料は?売れっ子は年収1000万円超え!
振付師の仕事は舞台だけでなく、テレビや映画、CM、イベントなど多岐にわたり、その給料も1曲あたり数万円〜数百万円と非常に幅があります。
しかしながら振付の仕事のみで生計を立てることはかなり難しく、そのような振付師は日本でも数えるほどしかいません。売れっ子の振付師になれば年収1,000万円以上もらうことも可能ですが、一般的にはダンススクールなどの講師もして、月収20万〜40万円台ほどでしょう。
ダンスの人気とともに需要が高まる職業
バックダンサーも振付師も、ダンススタジオなどの講師をしながらフリーで活動するパターンが多く、バックダンサーや振付師による収入のみで生計を立てることは容易ではありません。
しかし、大きな仕事に恵まれると高額の収入も見込まれます。そして何より好きなことが仕事にできますし、さらに人に夢や感動を与えられる大変魅力的な仕事であることは間違いありません。
学校教育にもダンスが導入され、今後ますますその需要が高まることが予想されますから、バックダンサー、振付師ともにさらに人気の職業になるでしょう。
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