2022/03/08 ブログ チアダンスの要であるトータッチとは?練習方法を詳しく解説
チアダンスのテクニックのひとつに「トータッチ」があります。
トータッチが全員で綺麗に決まったときは圧巻のパフォーマンスになります。
ただ、トータッチはしっかり体を作っていないと、見た目以上にハードルが高いテクニックです。
そこで今回はトータッチのコツや、練習方法などを解説します。
トータッチをマスターして、誰よりも高く綺麗に飛びましょう。
トータッチは鍛えていないとできない見た目以上に難しい技
トータッチとは、両足を開脚した状態でジャンプするテクニックのことです。脚は開脚して、両手は両つま先の方向に伸ばします。
両手がつま先(トゥ)に触れるので、トータッチと呼ばれています。
ただ、開脚ができればトータッチができるかといえばそうではなく、体の使い方が重要です。
トータッチで使う筋力は大きく分けて4つ
トータッチをするときは、床を蹴り上げる筋力、脚を引き上げる筋力、脚の引き上げを支える筋力、脚を綺麗に下ろす筋力の4つが必要なテクニックです。
一瞬の動きですが、これだけの筋力がないと、綺麗なトータッチをすることはできません。
1. 床を蹴り上げる筋力
これはジャンプ力のことです。
ジャンプがしっかりできないと高い位置でトータッチをすることができないため、ジャンプ力は必須になります。
2. 脚を引き上げる筋力
脚は思っている以上に重いです。
その脚を引き上げてジャンプするためには、お尻の筋力をアップさせなければなりません。
また太ももの内側の筋肉を鍛えることで、脚が上がりやすくなります。
3. 脚の引き上げを支える筋力
トータッチは一番高く飛んだところで、綺麗に形をキープするのがポイントです。
上手にトータッチをしている人を見ると、一番高く飛んだところでさらにグイッと引き上げていることがわかります。
この引き上げをするには、腹筋が欠かせません。
4. 脚を綺麗に下ろす筋力
いくら綺麗に飛んでも、脚がきちんと閉じていなければ綺麗なトータッチとは言えません。
脚が開いていると汚く見えますし、次の動作にも入りづらいです。
そこで大切なのが脚を綺麗に下ろす筋力になります。
お尻の筋力と太ももの内側の筋力が鍵です。
柔軟性ももちろん大切
いくらジャンプ力があって筋力があっても、体が硬いと理想的なトータッチの形にはなりません。
トータッチを綺麗に決めるためには、股関節に柔軟性があることが大切です。
また、開脚をした状態で、背中をまっすぐにしたまま床にペタッと上半身がつくように柔軟を重ねましょう。
それから、太ももの前面や後面もしなやかに使えると、綺麗なトータッチができます。
様々な筋力や柔軟性の他にも力の抜き加減などが重要なトータッチ
チアダンスのトータッチは筋力・柔軟性が必要不可欠ですが、それ以外に力の抜き加減が必要です。
力を抜いて飛ぶ準備(プレパレーション)ができないと、ジャンプをするときに最大の力が出せません。
ジャンプをする直前に両手を振り下ろして膝を曲げるとき、一瞬力を抜いてリラックスした状態から瞬発力を使って飛び上がるのが綺麗にトータッチをするコツです。
1・2・3のカウントだと、2のときに力を抜いて3のときに筋力を使って体と脚を引き上げます。
また、体幹を鍛えていないと、綺麗な状態で上半身をキープできません。
チアダンスのトータッチはコーチの指導による正しい練習を行うこと
チアダンスのトータッチを綺麗に飛ぶには、正しい体の使い方が必要です。コーチの指導のもと正しい練習を行うことで、正しい体の使い方が身につけられます。
ジャンプ力を強化するなら膝を胸につけるようにして飛ぶタックジャンプを行うのがおすすめです。
また力を抜くタイミングを体に染み込ませるなら、プレパレーションの状態から脚を広げず真っ直ぐ飛ぶ練習をするとよいでしょう。
トータッチは柔軟性がないのに筋力だけを使って飛ぼうとすると、体を痛めてしまう原因になります。
しっかりストレッチをして、練習するようにしてください。
トータッチはジャンプ力や柔軟性だけでなく体の使い方をマスターしよう
筋力があっても柔軟性があっても、体の使い方が間違っていると、タイミングが合わないので綺麗に飛ぶことができません。
トータッチをマスターするためには、力を抜くタイミングと飛ぶタイミングで正しく体が使えることが重要です。
筋トレやストレッチを自分でしつつ、コーチに正しい体の使い方を指導してもらいましょう。
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