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2017/07/14ブログキッズがプロダンサーを目指すならやる気と日々の練習以外に方法はない!

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プロダンサーになりたい!

今、ダンススクールに通っていたり、これからダンススクールに通いたいと考えているお子さんが、プロダンサーに憧れを持つのは自然なことです。親としても子供の夢は応援してあげたいですよね。
でも、プロダンサーになるにはどうすれば良いのでしょうか?

必要な練習やその道のりについてまとめてみました。

プロダンサーになるにはとにかく日々の練習が大切

一言でプロダンサーといっても、そのジャンルやスタイルは様々です。劇団四季などの舞台を専門とするダンサーや、コンサートやショーのバックダンサー、中には振付師やインストラクターの仕事を掛け持ちしている人も少なくありません。

しかし、どのジャンルのプロダンサーにも共通していることは、パフォーマンスの質を高めるために、とにかく日々の練習を欠かさないことです。語学が短時間の勉強だけでは上達しないのと同じように、ダンスも毎日の積み重ねによってのみ上達します。運動神経が極端に良くても、ずば抜けたリズム感を持っていたとしても、それだけでは良いダンサーにはなれません。どんなダンスにでも対応できるフィジカルの強さと、高い表現力が必要とされます。

それを身につけるためには、やはり日々の練習の積み重ねしかないのです。

ダンスを始める年齢は人それぞれ

ダンススクールに通わないとプロダンサーになれない…ということはありません。実際、3Dロボットダンサーとして世界的に有名な蛯名健一さんは、20歳の頃に参加したダンスパーティーがきっかけでダンスを始め、独学でマスターしていったそうです。

とはいえ、今は学校教育でもダンスが導入されるようになり、キッズが通えるダンススクールも飛躍的に増えました。プロダンサーに憧れる子どもたちがダンススクールに通うことは、もはや当たり前の時代になったと言えるかもしれません。リトミックなどを含めれば1歳からでもダンスを習うことはできますが、実際には、先生の言葉を理解できるようになる3歳〜4歳頃から習い始めるケースが多いようです。

ただし、ダンスを始める年齢は人それぞれです。「情熱大陸」(TBS系)に出演して話題になった世界的ダンサー、菅原小春さんがダンスを始めたのは10歳の時だったそうです。

また、現在日本で活躍するプロダンサーには、高校生になってから始めたという人も多いのです。このように、ダンスを始める時期が早ければ有利とは限りません。大切なのは、「プロダンサーになりたい!」という子ども自身のやる気と、やはり日々の練習の積み重ねなのです。

練習は量だけでなく質も重要

日々の練習はもちろん大切ですが、子どもたちは学校に通わないといけないし、遊ぶ時間はもちろん、自宅での学習や、他の習い事をしている場合もあるでしょう。なかなかダンスの練習だけに専念するのは難しいのが実情です。

そこで重要となってくるのが、練習内容です。 ダンスのインストラクターからは、よく「上達の早い子どもは基礎練習をしっかりしている」といった話を聞きます。基礎練習というのは、ストレッチであったり、首、肩、胸…などといった身体の各部分を単独で動かすアイソレーションと呼ばれるトレーニングのことです。

体の動きの基本となるトレーニングなので、新しいダンスを覚える時にも活かされ、結果的には上達への近道となります。

また、やみくもに同じ動作を繰り返すのではなく、鏡の前で試行錯誤しながら身体を動かしてみたり、動画をチェックしてクセを修正していくことも大切です。まだ体力が十分ついていない子どもたちだからこそ、質の高い練習を意識して行うことが必要となってくるのです。

慣れてくるとスクールを掛け持ちする人も

プロのダンサーを目指す子どもたちの中には、掛け持ちで複数のスクールに通っている子も珍しくありません。特にクラシックバレエは全てのダンスの基本と言われており、どんな動きにも対応できる身体を作れるからと人気があります。

ヒップホップなどのストリート系ダンスを習っている子どもがバレエのスクールに通ったり、反対にバレエをしていた子どもがストリート系のダンスを始めるといったパターンも多いようです。

ただし、レッスンはあくまでもインプットの時間であり、やはりダンスの上達にはアウトプットの時間、つまり練習が欠かせません。まずは一つのスクールでしっかりとレッスンを受け、十分な練習時間を確保するようにしましょう。

食事や環境作りなど、親のサポートは必要不可欠

プロのスポーツ選手にマネージャーがいるように、プロダンサーを目指す子どもたちには親のサポートが必要不可欠です。自宅でも練習ができる環境を整えたり、栄養バランスのとれた食事作りを心掛けるなど、あくまでもプレッシャーを与えない程度にサポートをしてあげましょう。

まだ自分だけでは出かけることが難しい年齢の子どもたちには、時々ダンスイベントやコンサートへ連れていくなど、「生」の現場を見せ、刺激となる体験をさせてあげることも、「夢」を現実的な「目標」に変えていくためにはとても重要なことです。

高校卒業後プロダンサーになるための進路は?

aDM_01_05 小・中学校の義務教育期間が終わり高校生になると、ダンス部に所属しながらスクールに通ったり、部活には入らずスクールで練習に励む学生も増えてきます。中にはスクールの月謝や将来の留学費用を捻出するためにアルバイトをしている学生さえいます。

いずれにせよ、プロダンサーを目指す学生は皆多忙であることが伺えます。

そして、プロダンサーを目指す子どもたちにとって、最も大きな分かれ道となるのが高校卒業後の進路ではないでしょうか。

もちろん社会人として働きながらプロダンサーを目指す人も少なくありませんが、進学する場合には次のような選択肢が考えられます。

専門学校

ダンス科のある専門学校は多く存在します。専門学校では様々なジャンルのダンスを教えており、学校によっては、ボーカルレッスンやファッションメイクなども学ぶことができます。レッスンだけではなく座学もあるので、ダンスについてより深い知識を得ることができるでしょう。

また、講師や仲間をはじめダンス関係のコネクションを作ることができます。

大学

大学でダンスを学ぶ場合は、主に体育大学・芸術大学・音楽大学などの舞踊科・演劇科・舞台芸術科へ進学するケースが多いようです。

4年制大学の場合は、卒業時に学士の学位が与えられ、中には教員免許を取得できる学科もあります。

留学

近年耳にすることが多くなったダンス留学。ニューヨークのダンススクールなどには1週間からの超短期留学コースもあるようです。

大学への留学だと、期間は半年〜4年間と長く、費用もその分かかります。ただし、学位を与えられるので、卒業後にダンス講師を目指すなどのキャリアアップに繋げることができます。

また、留学をサポートしている会社もあり、留学期間も1〜6ヶ月間など様々なコースが用意されています。

プロダンサーに公的な資格はない

「キッズダンサー資格認定制度」や「ストリートダンス検定」など、民間の資格はいくつか存在しますが、プロダンサーになるための公的な資格は存在しません。専門学校や大学を卒業した後も、劇団やダンススタジオに所属し、あるいはフリーで活動しながら、仕事の幅を広げていくのが一般的です。日頃はインストラクターの仕事をしつつ、オーディションを受けたり、チームを組んでイベントに出演しているというプロダンサーはたくさんいます。

また、この業界では人脈も非常に重要視されるので、地道に実績を上げ、多くの人と知り合うことも必要だと言えます。プロダンサーになるための決まった道はなく、それだけに可能性がありますし、同時に厳しい世界でもあります。ただ一つ言えることは、日々の練習なくしてはプロダンサーにはなれないということです。

険しい道ではありますが、ダンサーは人に夢や希望を与えることができる素晴らしい職業です。お子さんがプロダンサーになりたいと言ったら、是非応援してあげてくださいね。

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