2018/06/27 ブログ キッズダンサー憧れの的「ダンスインストラクター」になる方法
人にダンスを教える「ダンスインストラクター」。もしお子様がダンスを始めたら、かっこよく踊れてわかりやすく教えてくれる先生に憧れ、「将来ダンスインストラクターになりたい!」という夢を持つようになるかもしれませんね。
ですが、「ダンスインストラクターってどうすればなれるの?」、「どんなふうに働くの?」と疑問に思う親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
ダンスインストラクターになるには、主にダンサーとしてのキャリアをつくること、ダンスを学べる学校に通うこと、資格を取ること、働き方を理解することが大切です。
今回は、これらダンスインストラクターになるための方法や働き方についてご説明します。
ダンサーとしてのキャリアをつくる
ダンスインストラクターとして活動するには、ダンサーとしてのキャリア(活動歴)を積むことが何より大切。ダンスを習いに来る人、とくに高いレベルを目指しているという人たちは、できるだけ上手な先生に教えてもらいたいと思うものではないでしょうか。
場合によっては同じような料金やレッスン内容のダンススクールが複数あるエリアもあり、スクール選びに迷ってしまう人もいるでしょう。そんなとき、どのスクールにどんな先生がいるのかをチェックするという人も少なくないはず。
客観的に見て信頼できるキャリアがあるインストラクターは、「良いレッスンをしてくれるだろう」と期待を持たれます。そのため強力なキャリアがあればダンススクールでの講師採用試験で有利になることもあるでしょうし、教室を自分で開く場合も生徒を集めやすくなるでしょう。
ダンサーとしてのキャリアは、以下のような方法で積むことができます。
ダンスコンテストでの上位入賞実績やダンサーとしての出演実績
ダンスコンテストでの上位の入賞実績を持っていると、ダンスインストラクターの実力をわかりやすく示すことができます。いくらダンスのレベルが高くて教え方が上手だったとしても、実績がなければ実力はうまく伝わりません。安心して生徒に来ていただくためにも、コンテストで上位入賞するための努力を怠らないことが大切です。
また、さまざまなダンスコンテストに出場していると、パフォーマンスが誰かの目に留まって声をかけられる機会に恵まれることもあります。ダンスインストラクターは知り合いからの紹介で仕事を得るということも少なくありませんから、ダンス業界の繋がりを得るという意味でも、コンテストに出場し、パフォーマンスで印象を残していくことは重要です。
オーディションを受けてさまざまなイベントに出演
オーディションを受けてアーティストのライブやミュージックビデオ、テレビCMなどにバックダンサーとして出演することもダンサーとしてのキャリアになります。有名なイベントや作品に出演するほど注目度が上がり、生徒も集まりやすくなるでしょう。
とくにバレエや社交ダンスといったジャンルでは、舞台経験や大会での上位入賞実績がなければ生徒を集めることが難しいといわれています。
ダンス技術や指導方法が学べる大学・専門学校・スクールに通う
ダンスインストラクターになるために必要な学歴はとくにありません。しかし、ダンスの技術やインストラクターとしての技術を向上させるために、ダンスを専攻として学べる大学や、ダンスインストラクターのコースが設置されている専門学校へ進むという道もあります。
学校やコースによって変わってきますが、こうした学校でダンスを学ぶことで、ふだん踊っているダンス以外のジャンルに触れることができたり、学校の設備を自由に使るなどのメリットがあります。
資格取得サポートや就職サポートがしっかりしている学校を選べば、もし途中で目指す道が変わったときに対応しやすいですね。
また、ダンススクール・ダンススタジオにダンスインストラクター養成コースが設置されている場合もあるので、ダンスを学ぶ大学や専門学校には通わず、こうした場所で学ぶこともできます。
指導力をみがくために資格を取ることも役に立つ
ダンスジャンルによっては資格が重視される場合もありますが、ダンスインストラクターになるため特別に資格を取る必要はありません。しかし、「ダンスを教える技術」をきちんと習得するために役に立つ資格試験はあり、「JSDA公認インストラクター」や「JDACダンス教育指導士」などが知られています。
例えば、エイベックス・アーティストアカデミーによる「JSDA公認ダンスインストラクターコース」を受講し修了試験に合格すれば、全国にあるエイベックス・ダンスマスター、エイベックス・アーティストアカデミーでのダンス指導といった仕事に就ける場合もあります。
また、こうした資格を取ることで、指導者として十分な技術があることをわかりやすく証明できます。資格を取ったからといって必ずダンスインストラクターになれるわけではありませんが、指導者としての技術や指導方法を身つけるためにも、資格取得を視野に入れておきましょう。
ダンスインストラクターという職業について理解する
憧れで終わらせず本格的にダンスインストラクターになることを目指すのなら、その職業について親子ともに理解しておきたいですよね。以下ではダンスインストラクターとして働ける場所や雇用形態をご説明します。
ダンスインストラクターとして働ける場所はさまざま
ダンスインストラクターとして働くには、フリーランスとして主に以下のような所で業務契約を結ぶことが一般的です。
- ・ダンススクール・ダンススタジオ
- ・カルチャースクール
- ・スポーツクラブ
- ・ダンス講師派遣会社
既にあるダンススクールやスポーツクラブなどでレッスンを受け持つという方法は、もっともイメージしやすい働き方ではないでしょうか。
しかしダンスインストラクターとして活動できる場所はそれだけではなく、学校のダンス授業やダンス部で生徒にダンスを教えたり、ダンスの授業を行う教員のためにダンス研修を行ったり、企業や介護施設でダンスを教えるなどさまざまなチャンスがあります。自分でスタジオを借りて教室を開くという方法をとるのもいいかもしれませんね。
雇用形態も違う!自分に合う夢の叶え方を見つけよう
ダンスインストラクターの雇用形態は、業務委託、アルバイト、正社員など多彩です。会社によって給与体系は変わってきますが、正社員でダンスインストラクターに就けた場合は比較的安定したお給料がもらえます。
「正社員じゃなくてもいいからダンスインストラクターになりたい」という場合は、普段は別の会社で働き、休日にダンスインストラクター業を行うというやり方で夢を叶えることも視野に入れるとよいかもしれません。ただ、複数の仕事を並行して行わなければならないので、収入の心配が減るぶん体力は必要になります。
このように一口にダンスインストラクターといってもさまざまな働き方があります。実際に目指すならば、お子様自身に合った働き方を一緒に考えてあげましょう。
ダンス技術も指導力も向上させることが重要!
以上、ダンスインストラクターになるための方法やその働き方についてご説明しました。2012年には中学校でダンスの授業が必修化されたこともあり、教員に代わって指導を行うなど、ダンスインストラクターの活躍の場は広がってきています。
だからといって誰もがなれる職業ではないので、もしお子様がダンスインストラクターを本気で目指すなら、ダンス技術も教えるための技術も両方上達させられるようにサポートしていきましょう。
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