ダンスを習っているけれど「なんだか難しい」「自分には向いていないかも」と感じている人にはパターンがいくつかあります。その原因が何かわかれば、今よりももっとダンスを楽しめることでしょう。

そこで今回は、ダンスが難しいと感じてしまう原因と、おすすめの練習方法、ダンスが難しいと感じても続けるメリットなどを紹介します。苦手意識を克服して、ダンスを心から楽しみましょう！

ダンスが難しいと感じる5つの原因

ダンスが難しいと感じてしまうのは、以下のような原因が考えられます。

原因1. 基礎ができてない

ダンス初心者に多いのが、いきなり振付だけを練習しようとする人です。テレビやYoutubeなどでかっこいい振付を見て「踊りたい」と思った人もいるでしょうから、いきなり振付を習いたいという気持ちが生まれるのは自然なこと。しかし、難しい振付こそ基礎ができていなければ踊ることはできません。

ダンスにおいて、基礎はとても大切です。基礎練習をおろそかにすると、ダンス自体が難しいと感じることも増え、楽しめなくなってしまうでしょう。

原因2. 完璧に踊ろうとする

ダンスを習うと「間違えずに踊ろう」と意識する人も多いです。しかし、人間ですから常に完璧に踊ることはなかなか難しいもの。とくに初心者のうちはあれもこれも完璧にしようとすると、ダンスを楽しむことができません。

もちろん完璧を目指すことは大切なのですが、多少間違っても練習して克服すればOKです。「音楽をしっかり聞いて、合わせて踊る」というダンスの基本をしっかり楽しみましょう。

原因3. 周りの目を気にしてしまう

間違えずに踊ろうと意識しすぎるあまり、間違ったときに「恥ずかしい」と感じてしまう人がいます。一人で練習しているなら、間違っても悔しい気持ちになるだけで済むのですが、グループレッスンで「周りの人にどう思われたかな」などと意識してしまうと、どんどん気になってしまうのです。

同じレベルのレッスンでも、始めた時期はさまざまです。人を意識しすぎると「自分はできていない」と感じてしまいがちですが、ほかの人から見ればあなたも「踊れていてすごいなぁ」と思われているかもしれません。

原因4. レッスンのレベルが合っていない

ダンスレッスンは初心者・中級・上級などとレベル分けがされています。「この先生に習ってみたい」とちょっと上のクラスを目指す人もいますが、自分のレベルに合っていないことでダンスを難しいと感じるケースもあります。

インストラクターの質もさまざまなので、注意が必要です。初級クラスなのに上級の振付を作る人もいます。難しいと感じたときは、試しにほかのインストラクターのレッスンを受けてみるのもよいでしょう。

原因5. レッスンでしか練習していない

レッスンで「周りはこんなにできているのに…」と感じている人もいるかもしれません。教わったばかりの振付なのに、次のレッスンで周りがすごく上達しているように感じた経験はないでしょうか。レッスンがない数日間の間に上達したように感じる人がいるなら、それはその人が自主練をして、前回の練習で習ったことを自分のものにしてきたからです。

レッスンは何回かで1つの振付を習うことが多いですが、前回習ったものが身についていないと、どんどん遅れをとっていきます。実はダンスが難しいのではなく、練習不足なのかもしれません。

ダンスが難しいと感じる人におすすめの練習方法

ここでは、ダンスが難しいと感じたときにおすすめの練習方法を4つ紹介します。

1. 基礎練習動画を使って練習する

Youtubeなどの動画サイトでは、さまざまなダンス動画が上がっています。基礎練習のレクチャー動画も多いので、ぜひ自主練に活用しましょう。ダンサーが動画で教えてくれる内容であれば、一緒に練習しているような気分になれます。

お気に入りの基礎練習レクチャー動画をいくつか見つけて、毎日の練習を習慣づければ、みるみるうちに基礎のレベルが上がっていくでしょう。

2. 音楽を流して自由に踊ってみる

ダンスは本来自由なものです。音楽を流しながら自分の思うように身体を動かせばそれがダンスになります。もし「ダンスが難しい」と感じてダンスの楽しさがわからなくなっているのであれば、音楽を流して自由に踊りながらその楽しさを思い出してみましょう。

3. レッスンで習ったことは自主練で自分のものにする

レッスンしか練習の時間を取っていないなら、今日から自主練の習慣をつけましょう。レッスンで習ったことを自主練で復習すれば、教わったことがしっかり身体に入ります。ちょっとの時間でもよいので、レッスンで言われたことを思い出して身体を動かしてみてください。

忙しくてなかなか時間が取れないという人は、イメトレだけでも構いません。音楽を聴きながら、レッスンで習ったことを思い出してみましょう。

4. 自分の練習を動画に撮ってみる

自分が踊っている姿はなかなか見ることができません。鏡を使っていても、踊りながら集中して見るのは難しいです。そこで、自分の練習を動画に撮っておくことをおすすめします。

ダンスが難しいと感じているなら、今習っているダンスでできていないところがあるはずです。撮影した動画で問題点を見つければ、その部分を集中的に練習することができます。

ダンスが難しいと思っても続けることのメリット

ダンスが難しいと感じると「自分には向いていないんじゃないか」と思って、辞めたくなっている人もいるかもしれませんね。

難しいと思って続ければ、諦めない力を身につけることができます。諦めない力はダンス以外のところでも必要な力です。諦めずに続けていれば、「難しい」と感じていたことがある日突然できるようになります。その達成感を一度知ると、ダンスはもちろん、ほかの分野でも諦めない姿勢が身につくでしょう。

そもそも、ダンスは難しいからこそやりがいがあります。誰でもすぐ簡単にできるダンスなら、向上心を持って続けることはできません。続けていればできる動きが増え、どんどんダンスが楽しくなります。ダンスが楽しいと思えるようになれば、楽しみながら運動不足を解消することも可能です。

ダンスは難しいから楽しい

ダンスが難しいと感じると、レッスンに行く日がなんだか憂鬱になってしまうかもしれません。しかし、どんなすごいダンサーでも、最初はダンスが難しいと感じて苦戦していたはずです。

まずは、今回紹介した原因に自分が当てはまっていないか確認しましょう。そのうえで、ぜひおすすめの練習方法を実践してみてください。難しくても続けることで、今できない振付も踊れるようになり、もっとダンスが楽しくなるはずです。

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